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身体知とは何か? AI時代の今、必要とされるもうひとつの知

【開催報告】第495回機振協セミナーのご案内「身体知とは何か?AI時代の今、必要とされるもうひとつの知」
開催日時 2026年3月6日(金)18:00~19:30
場所 WEBシステムにより開催(Zoom)
テーマ 身体知とは何か? AI時代の今、必要とされるもうひとつの知
講師 結城 俊也 氏(医療福祉学博士、専門理学療法士)
内容 2026年3月6日(金)にWebシステムにより、医療福祉学博士・専門理学療法士の結城俊也氏をお招きし、第495回機振協セミナー「身体知とは何か? AI時代の今、必要とされるもうひとつの知」を開催しました。当日は、全体で37名にご参加いただきました。ご参加いただいた皆さまには、厚く御礼申し上げます。

【講演内容】
 本講演では、「身体知」をテーマに、①身体知とは何か ②なぜ身体知が必要か ③身体知の鍛え方、の3つのポイントからお話しいただきました。
 セミナー冒頭では、脳神経学者アントニオ・ダマシオのソマティック・マーカー仮説をもとに、感情や身体反応が意思決定に重要な役割を果たすことが示されました。人は論理だけで判断しているのではなく、過去の経験に基づく身体感覚が直感的な判断の指標となること、認知が身体と環境の相互作用によって成立することを、具体例を交えて説明されました。
 さらに身体知が必要となる理由として、AI時代における人の価値を高めるものであるからと指摘されました。AIは創造性を持つように見えますが、既にある言葉やデータに基づいて生成されています。身体を持つ人間は物事の本質を捉え、既存の枠組みを超えた独創的な発想を生み出すことができます。身体知は人にしか発揮できない創造性の源泉であり、言語化されていない違和感や経験を手がかりに、新たな価値を生み出すために不可欠なものと強調されました。
 最後に、身体知の鍛え方として、日常的に実践できる方法をご紹介いただきました。専門外の分野にも身体で体験してみることや、身体の感覚をオノマトペなどで言語化する方法などを通じて、身体感覚への気づきを高められるそうです。質疑応答の時間では参加者から「身体知の鍛え方をより知りたい」との質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。
講演会全体を通して体験型の構成により、参加者が自身の身体を通じて実感しながら理解を深めることができる内容となりました。

結城氏はこれまで『リハビリのプロがすすめる予防医学を知る1000冊』(日外アソシエーツ)や『落語に学ぶ人生の処方 “脳が喜ぶ”想像・認知・ユーモア』(日外アソシエーツ)など数々の書籍を出版されています。講演内容をより深めたい方はぜひご覧ください。

※参加申込みいただいた方へは、アーカイブ配信をご案内しております。未着の場合はお知らせください。